産婦人科

更年期障害

更年期障害
個人差はありますが、50歳前後の年齢で閉経を迎えますが、この閉経の時期をはさんだ前後10年間を(45~55歳頃)を「更年期」といいます。
年齢と共に卵巣機能の低下によりエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少しますが、この時期に急激に減少することでホルモンバランスが乱れ、自律神経のバランスの乱れにより心身に色々な不調があらわれます。
仕事や家庭環境、他のストレス、性格なども関与するため更年期症状は個人差が激しく、全身のあらゆる箇所にあらわれます。
女性ホルモンは脳の視床下部の指令により卵巣から分泌されます。視床下部は色々なホルモンの分泌をコントロールするセンターですが、卵巣機能の低下によりホルモンが分泌されず脳の指令がスムーズに行えない為、脳がパニックを起こし色々な症状を引き起こします。

更年期対策
・ホルモン補充療法
45歳から59歳までの方(保険適用)
上記御年齢に該当されない方は自費診療とさせて頂きます。
【自費診療御料金】
HRT (補充療法)
・1ヵ月 9800円 (御薬代)
・検査料別途
・指導料1100円
低下したエストロゲンを補う治療法です。エストロゲンの欠乏による発汗、不眠、のぼせ、はもとより、気分の変調や関節痛にも効果がみられます。
HRTは世界の更年期医療のスタンダードとして多くの女性に使用されています。しかし日本では正しい情報が十分に広まっていない為、不安を感じる方も多く、普及は遅れています。
HRTは閉経後の期間、子宮があるか生理の出血を望むかにより、使う製品と使用パターンが違います(3種類あります)
① 周囲的併用投与法(一般的投与法)
エストロゲンを毎日服用し、1か月の半分(12~14日)だけ連続でプロゲステロンを併用。プロゲステロンを飲み終えた後、生理のような出血があります。
② 持続的併用投与法
エストロゲンとプロゲステロンを毎日服用する方法。
周期的な出血を望まない人に向いています。
③ エストロゲンの単独投与法
エストロゲンのみ毎日服用する方法。
子宮を摘出した方、短期間だけのお試しの場合はこちらになります。
④ 漢方(保険)
漢方薬は体質、体型、自覚症状などの総合判断により処方致します。
⑤ プラセンタ療法(保険)
45歳から59歳までの方が対象となります。
上記御年齢に該当されない方は、自費診療とさせて頂きます。
⑥ 温熱療法、鍼灸(自費)
⑦ 心理療法、カウンセリング

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